懐かしさと新しさと
今シーズンは、いつも以上に「柄物」を
セレクトしていない。
威張ることでもないのだが、
相変わらず、お客様からは聞かれる。
「柄物はこれだけですか?」
避けているわけではないのですが、、、
今シーズン、数少ない柄物をご紹介します。
Travail Manuel コットンギャザーキュロット
ネイビー ¥12,000(税抜)
少し、「パリパリ」っとした薄手のコットン素材に、
オリジナルでプリントをおこしたそうだ。
どこかちょっと懐かしい。
「手㮈染」(てなせん)という染色手法。
ハンドスクリーンで染料を使ってプリント柄を
おこしていく。
この手法で最も有名なのは、
エルメスのハンドシルクスクリーンだ。
あれは16版くらいあって、
とてつもない技術が必要となる。
こちらは、チャコール。
どこか懐かしさと新しさを感じさせる。
展示会で見た時も、スッと自分の中に入ってきた。
ギャザーキュロットなのだが、
スカートっぽさをほどほどに、
何となく袴のようなこの形。
このプリント柄にすごくマッチしていると思います。
横からのシルエットは、あまり広がりすぎず、
身長の低い方も取り入れやすい形ではないでしょうか。
上からスープレルースのカーディガンを羽織って結ぶ。
ウェスト位置が高く見える形なので、
155cmの妻も、少し背が高く見える。
まだ、ロングスカートやロングキュロットに抵抗がある方に、
新しい感覚を味わっていただくのには、
ちょうどいいのではないだろうか。。
柄で懐かしさを覚えつつ、ご自身の中に
新しい発見があることを願います。