羽織ったりかぶったり
インドという国は、すごい国だ。
だいたい、こだわったモノつくりをしている人は、
インドとかかわっていることが多い。
インド綿、シルク、手紬や手織り、
ブロックプリントや草木染め。
サリーやKANTHA。
手刺繍やカットワークレース。
キャメルの原毛もあるし、カシミヤもいる。
そして、ヒマラヤの麓では、上質な羊毛もとれる。
豊富な原材料とそれを生かす、手仕事が
しっかりと残っている。
maison de soil シープウールピンタックチュニックドレス
ネイビー(1色展開) ¥34,000(税抜)
上質な羊毛を相当な細い糸に仕上げ、
手織りでゆっくり織りあげた、上質なウール素材。
ピンタックも相変わらず丁寧に畳んで手纏りで
きれいに留めてある。
フロントと袖口のボタンは全て、
共布でくるんだ、くるみ釦。
この10年、インドは著しい経済発展を遂げいている。
今やほとんどの日本の大手産業はインドに進出している。
経済的中流階級が増え続けるインドで、
この先もこの素晴らしい手仕事は残っていくのだろうか。
残ったとして、我々が手の届くような金額で買えるような
モノとして、残ってくれるのか?
すこし、心配になったりもする。
すこし前の日本がそうだったように。。
そなこと知る由もない妻に着てもらいます。
まずは、ARTEPORVERAのチノパンにかぶります。
インナーには、今季お勧めの
FACTORYのバンブーウール素材の
カットソーブラウスを着用しています。
開くとこのくらい。
つまり、そのくらいピンタックで畳んでいるということです。
maison de soil は、原材料である生地を、
少しでも有効活用できるようなパターンメイキングと
デザインが得意です。
高級な生地をリアリティーあるお値段で提供し続けるための
智恵と努力がそこにあります。だから耳使いが多いのです。
ポケットも付いています。
釦をあけて、ストールを巻いて、羽織りもの。
まるで、薄いウールのコートを羽織っているかのよう。
インナーに柄物を入れても素敵ですね。
羽織ったり、かぶったり。
3シーズン活躍しそうです。