裾野に揺れる
富士山が美しいのは言うまでもない。
日本一高い山であるが、この先万が一、
何かがあって日本一高くなくなっても、
きっと日本を象徴する一つとしてあり続けるだろう。
壮大に広がる富士の麓は、自身の悩みがちっぽけに
感じるくらい、美しく、たくましい。
四季折々に変化する裾野の風景も含め、
あの山は日本一なのかもしれない。
裾回りにこだわったスカートが、
FACTORY から登場です。
FACTORY バルーンスカート ¥21,000(税抜)
グレー
素材はバンブー(竹繊維)とウールの混紡糸を
綾織りにした、とろみとウールのふんわり感が
調和した心地よいブランドのオリジナル素材。
ターキスブルー(ダークグリーン)
非常におもしろい色味です。
ブランドのカラー名は、「ターキスブルー」。
ですが、お店では皆さん「ダークグリーン」と
おっしゃるので、ダークグリーンとして販売しています。
本来、ターキスブルーとは、ターコイズブルーが
深くなったようなブルーを差します。
おそらく、染料はターキスなのでしょう。
裏を見ると、何となくわかります。
裏地はコットン素材。
製品染めですので、生地が変わると、
染料が同じでもこれだけ色が変わる、
というのが良く解ります。
コットンに染まった色を見ると、
「ターキスブルー」か。。。と思えます。
しかし、表地は、元の布地がかなり
生成りががっているのでしょう、
ほぼ、ダークグリーンに見えます。
このバルーンスカートの特徴の一つが裾回り。
バルーンスカートと言っても色々です。
一重で、裾にゴムとギャザーを入れたようなタイプ。
表地をそのままひっくり返して、ウェストに挟み込んで
ギャザーやタックをとるタイプ。
いずれも、生地の分量や、ギャザー分量で
ふくらみが強調されます。
でも、FACTORY のこのスカートは、
表地をひっくり返して10cmくらいのところで、
薄く、フワフワのコットン裏地に切り替えます。
切り替えのついでに、タックを取っています。
ですので、裾の遊び具合が絶妙です。
こちらは、ネイビー。
現在完売していますが、月末に再入荷します。
とろみのあるバンブーウールと、
切り替えタックのデザインが大きなポイントとなり、
そして、夏にもお話しした脇を輪にした、
センターのハギデザインが、遊びをプラスします。
こちらは、スミクロ。
今のところ、一番人気。。
ウェストには小さなタブとボタンが付きます。
機能性はなく、タックインした時など、
ウェスト回りを引き締める役割がありそうです。
さて、絶妙具合が伝わるでしょうか。
心配です。。。
ソックスをグレーにすればよかったな―、、と
密かに反省していたコーディネート。
裾回りがフワフワしているのがわかるでしょうか。
広がらないけど、裾にでるニュアンスが非常に目をひきます。
布地のやわらかさが伝わってきます。
maison de soil のウールジャケットで、
軽くふんわりとした秋の装いです。
こちらはネイビー。
裏地はフワフワのコットンで、
今の季節は、素足にソックスで心地よく
履いていただけます。
ロングコートやカーディガンにも良く似合います。
こちらはスミクロです。
このスカートのいい点は、
裏地がコットンで、なおかつ切り替えで、そのまま
ウェストに挟み込んでいるので、
無双仕立てのようなものなのです。
通常の裏付きスカートより、暖かい。
季節に合わせてレギンス素材に変化をつけて、
冬の間ずっと活躍します。
ニュアンスのあるベーシックを重ねることで、
全体的にふんわり感を作ってあげる。
アナベルのこの秋冬のざっくりとしたイメージでした。
グレーにはno control air のラムウールのニットを
こちらも少しふんわりとコーディネート。
足もとは、今シーズンからお取り扱いを開始した、
AUTTAA のミドルジップのブーツを。
もう少ししたら、このくらいの重ね着がちょうどいい。
最近ご紹介したゴーシュの羽織りコート。
これに合わせていたのは、スミクロでした。
ワンピースに合わせて個性的に。。
四季折々に楽しめる麓の木々の色と景色。
見る場所を変えるだけで、その美しさを
再確認できる富士山。
時には、変化のあるベーシックなプリーツスカートのように。
時には、ふくらみのある個性的なコーディネートに。
合わせるお洋服も、いつもと違った見え方になるかもしれません。
裾野に揺れるちょっとしたデザインを、
冬の間中、お楽しみください。