annabelle

浮雲

自由であるということは、

意外と過酷なものである。

何一つ決められたことがなく、

全てを自身で考え、行う。

彼等は、ブランド発足当初、

この過酷な自由だけを武器に、

前進してきたのだろう。。

no control air(ノーコントロールエアー)

コットンキュプラブラウス

ホワイト ¥18,000(税抜)

シルクタッチでふんわりとした、

今や彼らの代名詞と言ってもいい、キュプラ使い。

こちらは、白×ブルーピンストライプ。

ややメンズライクな印象か。

かっこいい。

こちらは先日ご紹介したTravail Manuel のペグパンツに

合わせて、ストライプ。

彼らの服は、とても実験的でおもしろい。

細いパンツに合わせても、

とてもスッキリした印象だが、

サイズを計ると大きめだ。

もちろん素材の特性上、ということもあるが、

それだけでは、こんな雰囲気にはならない。

バストは112cmと、一般的な男性用のMサイズくらいだ。

裾回りもスカスカせず、きれいに収まるデザイン。

実はいろいろ工夫しているようだ。

視覚的には、バストに対して肩をかなり小さく作っている。

36cm。。小さめのカットソーのようなサイズだ。

そして、解りにくいが、

この袖付けはかなり独特です。

完全にジャケットの袖付けになっています。

白はタイト目のラップスカートで。

袖をかなり前に振ってあるだけではなく、

縫製仕様もジャケットのそれを採用している。

肩が小さめで、持っていかれても、

バストとカマ下(脇下から背中あたり)で、

余裕を出している、面白いブラウス。

ご夫婦で始めたno control air も今年確か14年。

彼等は二人とも建築家で建築を勉強してきたため、

未だかつて、誰かに洋服の作り方を教わったことがない。

全力で自由に服を作ってきた彼等は、

そうとう過酷な仕事をしてきたはずだ。

にもかかわらず、、

何となく2人ともいつも

フワフワしている。

ニコニコしている。

それは、まるで風に任せて

空を漂う、真っ白な浮雲のよう。

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