スタンダードの向こう側
お店を開けた時からお話ししているが、
パーソナルな定番とは、まったくもって
シンプルなものとは限らない。
その人の中で、長い期間着続けられた洋服は、
どんなデザインにしても、その人にとっては定番なのだ。
アナベルでは、オープンから3年半、ずっとお取り扱いしている
ブランドも数多くあるが、喜ばしいことに
同じデザインで販売し続けているものもいくつかある。
それは、アナベルのスタイルから生まれた、
アナベルの定番なのだろうと思っている。
アナベルの定番を中心にスタイリングした
その姿は、少し今の気分を吹き込むことで、
また新たな気分で着ていただける。
もういったい何本販売したかわからない、、
ARTEPORVERA の加工チノ。
夫婦で合計何回履いただろう。
シンプルだけどこなれた感じを醸し出す。
トップスは、Travail Manuel のボトルネックカットソー。
いつから販売してたっけ?
忘れた。。
肩口からネックにかけて軽く立ち上がるデザインは、
女性の首を細く華奢に見せてくれる。
今回はしっとりとしたスムース裏毛。
少しスポーティーな雰囲気も持っている。
スニーカーで合わせても素敵でしょう。
上からTravail Manuel のイージーコートを羽織る。
このコートももはやお馴染みの商品となった。
今年もウールコットンで3色展開です。
そしてアナベルの名脇役、、
ヨハンナ・グリクセンのテトラバッグ。
オープン当初から、アナベルのスタイルに
花を添える。
そして足元は、いつもR.U.の靴が
引き締めてくれる。。
今年は入荷が遅れてご迷惑をおかけしています。
もう少々お待ちください。
このスタイリングは、、色や素材は別にして、
3年前から変わっていない。
大切にしたいスタイリングの一つ。
ボトムスを今シーズンお気に入りの
susuri のバルーンスカートに変えてみよう。
別注で展開したバルーンマーチスカート(東炊き)の
もとになった商品で。
細番手のウール素材のストライプ。
トップスはブラックに変えてみました。
ワントーンで潔く。カッコよく。
こちらも足元はR.U.のワンストラップ。
カバンもブラックで統一して。。
イージーコートは、万能カラーのチャコールグレー。
ボトムスをスカートに変えると、
また違う表情を垣間見せるこのコート。
季節の変わり目に何を着たらいいか
わからなくなる人に、まずおすすめしている
商品です。
たぶん、今ご紹介した商品を一通り、
全部持っている人もいると思います。
その皆様にとって、そのスタイルが
定番であり続けることを願い、
そこから生まれるであろう新しい感覚を
それぞれが育み、
さらに厳しい目線でアナベルを見てくだされば、
我々にとって幸いです。