聖夜の灯〜silent night 森の妖精の棲家〜
<通信販売はこちらです>
https://f6products.com/SHOP/NishibeppuHisayuki2024-christmastree.html
商品はモノだけど、愛情をかけるかかけないかでそれを見た方の印象は大きく変わるものです。だから「ディスプレー」は重要なのだと思います。でも僕が重要だと思っていることは、「飾る」という行為よりも、商品に「触ってあげる」ということだと思っています。お店は規模にもよりますが、アナベルのように売り場で8坪もないような小さなお店だと、どうしても所狭しと商品を並べることになってしまいます。そうすると、「ずっとあそこにある」というものが出てきます。そういう商品たちに目をやって移動させてあげること、それに気がついて動かすこと自体がとっても重要なことだと思っています。そうすることでモノであってもなんだか可愛がっている気になるし、その気持ちはお客様にも伝わるような気がしています。
「はいいろオオカミ+花屋西別府商店」の西別府さんは、お花に対してそんな感情を抱いて接しているような人だと感じています。独特な感性で市場で選ぶ花が季節とともに日々移り変わり、いつ行ってもその季節の花たちが嬉しそうにそこにいる。彼は昔から「朽ちゆく瞬間の花たちが最も美しい」と言っている。それは生命を最も強く感じるからだと。しかし反面で花を買いに来た客に対して朽ちゆく花を売ることはできない。だから植物を使った作品作りは、彼にとっては必然のことなのかもしれません。
花として飾られることだけが花の価値ではない。彼は植物に愛情を注ぎ、新たな価値を創造しています。人を感動させる作品には、やっぱり技巧も必要なのだと思いますが、彼の作品はそれが少しどうでも良くなりそうな気持ちにさせるほどの愛情を感じます。もちろん技巧も年々増しています。
今回もこの季節に飾りたい特別な作品たちが店頭に届きました。新しい試みも見せてくれています。明日から通信販売も開始いたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。よろしくお願いいたします。