ずっと好きだった
同じビルで活動する「sonor」のバッグは、長年近くで見てきました。一時は「sono(ソノ)」という名前でannabelle用に特注のバッグを様々作っていただき、「その1」から始まったそのシリーズは、、およそ7年にわたり、「その10」まで続いたところで一旦お休みといたしました。それは僕の勝手な思いで、「sonor」の充実したラインナップを前に、わざわざ特注する必要もないだろうということなのです。いまだに、一部のご要望のある商品はリピートをさせていただいておりますが、今後は「sonor」の商品を他のショップのバイヤーと同じ用に見て、取り扱いたいものを少しづつご紹介していきたいと思います。この秋冬はその第一弾として、以前からあるアナベルスタッフにも人気のバケツトートバッグをご紹介いたします。
sonor MARUZOKO ¥28,600(税込)ライトベージュ
姫路の天然鞣しの牛革を使用したバケツトートは、おそらくsonorを知った頃からある定番バッグだったと思います。展示を開催するたびにアナベルでセレクトするとしたら?という目線で見ていましたが、このカバンは常にその筆頭におりました。セレクトするとなると、単純に好きかどうかだけでなく、他のブランドやアナベルのスタイリングとの相性、考えたくもないのですが、販売スペースのことや価格のことも総合的に考えて判断していきます。
この程よいサイズの使いやすい牛革のバッグでこのお値段というのがずっと魅力的で、なおかつ持った時に気分も上がり、アナベルの様々なスタイルにとてもよく似合うカバンだとも思っていました。
そこ面は丸型で当然自立するバッグです。また底面には底板が入っております。また小さめに見えますが、高さは25cmあり、直径は20cmもあるので、日常的に持ち歩くものは悠々と入り、さらに文庫本やペットボトル、小さめの水筒などは余裕で入ります。
このリベットで内側のハンドルを固定しています。
また内側にはiphoneが横に入るほどの大きさの内ポケットがあり、丈夫な布製が総裏で施されております。
口はマグネットでしっかりと留まります。またこちらのオフホワイトと言いたくなるほど明るめのライトベージュは、4色展開の中で唯一、吹き付けで色をつけているため、天然なめしのレザーには珍しく色の変化はほとんどありません。この色を楽しみたい方にはおすすめのカラーです。
チャコールグレー
とてもいい、カーキのようなチャコールグレーは、長い時間をかけて少し茶色がかって味わいのあるカーキのような色合いに変化していきます。新色ですので変化した色は見たことがないのですが、sonorで使用されている豚革のチャコールを考えると、なんとなく想像ができるところです。
レッド
昨年の展示でテーマにも据えたレッドは、シックなブラックを中心にしたアナベルの好きなスタイリングにも良く似合う。使うほどに艶を増し、色合いが深くなりますが色が変わるようなことはありません。
ブラック
ブラックは皆様もご存知の通り、レザーでは最も安定して人気のある定番カラーです。レッドと同じく、艶が増して色の変化はありません。お仕事によっては通勤にも使いやすいバッグです。
それぞれ魅力的な4色展開です。
ハンドルを持ってもいいし、肘にかけてもいい。
ワンショルダーにもなります。
チャコールグレーはグレーのパンツにロンドンストライプという硬派な雰囲気のカラーリングに合わせました。
パンツを白にして少し爽やかなトラッドスタイルに。
トラッドの少しお堅い雰囲気を吹っ飛ばすかのようなビッグベストを着て。
使い方のバリエーションをおさらいすると、、ワンショルダー。
肘掛け
手で持って。
内側のハンドルを持って。
シンプルなカラーリングにレッドが際立って素敵です。
カーキ、ブラウンの少しメンズライクな落ち着いたカラーリングにも。
少し強さはあるけど何にでも似合うブラック。
艶が増して柔らかく馴染んできたら、もっともっと素敵になる4色です。
実はずっと以前からsonoとは別にオーダーしたいと思っていたバッグでした。しかもその頃からお値段も据え置きで踏ん張ってくれています。小さなお店にとって鞄は置き場所に意外に困るアイテムなだけに、タイミングを見計らないとなかなかオーダーができないのが現状です。豚革で親しみのあるsonorのバッグの中にあって、数少ない牛革のバッグです。僕と同じように、以前から目をつけていた方も多いのではないでしょうか。その直感に間違いありません。ぜひ使ってみてください。