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縁の下の力持ち

さて本日は、「縁の下の力持ち」と題しまして、スタイリングにおける脇役的存在をご紹介したいと思います。脇役というとタイツや帽子、巻物などのファッション小物を想像しますが、今日はそれらではありません。チラチラと見える、視覚的には目立たないアイテムではありますが、秋冬のスタイリングを作る上でとっても重要な存在だと思っています。

<通信販売はこちら>

ゴーシュ コットンカシミアタートルネック ¥13,200(税込)ホワイト

もうご存知の方も多いかと思います。アナベルでは長らく秋冬のおすすめのタートルカットソーとして提案し続けているインナーです。インナーと言っても、完全なるインナーではなく、例えばジャケットや羽織もの、ワンピースやジャンパースカートなどの下に着て、見せながら着ていただけるインナーとして人気です。

ピタッとしたネック周りや袖周りと、心地よいキックバック、そして10%カシミアというほんのりとした絶妙な暖かさが好評です。様々な場所で暖房設備の充実した現代の日常生活において、脱ぎ着をしながらかっこよく着ていただけるこちらが人気なのは当然なのかもしれません。

グレーベージュ

毎年とても良い色ばかりで悩ましい色選びですが、今年も例年に増してどれも捨てがたい5色展開です。しかし初めて購入をするお客様にまずおすすめしているのは、ブラック、ホワイトの2色です。一番の理由は使いやすい上に「冠婚葬祭」にもお使いいただけるからです。アナベルでもとりわけホワイトは式典のスタイリングでよく登場しています。今回のこのグレーベージュも入学、卒業などの装いにおいては活躍する色系だと思います。もちろんカジュアルにも。

ネイビー

注目は今回のネイビーです。昨年のダークなネイビーとは全く印象の異なる明るいロイヤルネイビーは、ブラックやチャコールなどの秋冬の定番カラーに合うばかりでなく、明るい色や色ものとの合わせも期待できる、こちらもおすすめのカラーです。

チャコール

こちらは磐石のチャコール。ブラックやネイビー、同系のグレーの濃色など、特にブラックやダークネイビーに合わせたいと考えた場合に、インナーがブラックでは暗過ぎるけど、他の色は似合わなくはないけど明る過ぎるといった思考から、やっぱりスタイリングを色々としていると便利な色であることは確かなのです。

ブラック

初めて購入を検討されている方で、白と黒、どっちがおすすめですか?というと、ブラックがおすすめだと思います。それは秋冬の色合いや素材感にブラックの方がより馴染みやすいということ、そして重くならないかというご意見もいただきますが、これほどチラリと見える程度のブラックほど良い引き締め役になる色はありません。逆に「式典」で入学式や結婚式に使いたいなどの目的がはっきりした方にはホワイトをおすすめしています。

ゴーシュ コットンカシミアクルーネック ¥12,100(税込)ホワイト

そしてこちらも2年前からアナベルでもバイイングを開始して好評をいただいておりますクルーネックです。初め、この小さな丸首が女性の着る秋冬のセーターに合うのか?などなど、疑問があったためにバイイングをしていなかったデザインです。しかし小さなクルーネックのセーターやタートルネックのセーターが大きなってきた頃から、必要性を感じるようになったのがクルーネックです。

こちらもタートルと同じく5色展開です。

まずはこの2つの簡単な着用写真をご紹介していきます。

タートルネックのチャコールを着用しています。妻は実際にネイビー、ブラック、ホワイトの3色を所持しています。ネイビーが最も古く、もう6年か7年ほど着用し、流石に昨年あたりからよれてきた感があり、高校生の娘が喜んで着ております。フライス編みのカットソーで、ここまでしっかりしたキックバックのある素材のものはなかなかありません。まるで第二の皮膚が呼吸してくれているような感触だそうです。ピシッと肌に密着する感触がありながらもしっかりと通気性も感じられると。

こんなふうにベストやジレに合わせても素敵です。春の式典ではワンピースのインナーやジャケットのインナーとして大活躍です。

こちらはグレーベージュを合わせています。白やキナリベースの明るめのスタイリングにはとても使いやすい色だと思います。

こちらがブラックです。こんなふうにブラックで統一させたい時、もしくはこういったシックなワントーンが好みの方は多くいらっしゃるかと思います。妻がその類です。そういう人はブラックの出番が非常に多い。

今回は着用がありませんが、ホワイトは昨年までの着用写真を通販ページでたくさんご紹介していますのでぜひそちらもご覧いただきながら検討してください。

こちらがクルーネックです。

今回の着用はネイビーだけとなりますが、ネイビーはこんなふうに相性の良いカラーとの組み合わせも楽しい色でした。ダークネイビーのセットアップに明るめのこんなネイビーを差しても素敵ですよね。

チラッと見えるだけでも色が効いているのがわかります。

そして今シーズン、妻のリクエストにお答えして、初めてアナベルでセレクトをしたのがこちらのタートルネックです。

NO CONTROL AIR シルキーテンセルベアフライスタートル ¥12,650(税込)ホワイト

写真でこうみると見分けがつかいほどですが、実際に手に取ると全く違う質感やサイズ感で、確かに両方あることで、よりスタイリングが充実するかもしれないという思いでセレクトいたしました。

まず大きく違うのは素材です。ゴーシュはコットンカシミアであるのに対し、こちらはテンセル93%でポリウレタンが7%です。テンセルとポリウレタンを引き揃えでフライスにすることで、しっとりととろみのあるソフトな肌ざわりと柔らかくも伸縮性能の高い素材を実現しています。

さらにこのタートル分量が異なります。NO CONTROL AIRの方が分量感があり、ゴーシュのものと比較してクシュクシュっとした感じが出て見えます。またそれより何より大きな違いは「サイズ感」です。妻が欲しいと言った理由はほとんどそこにあります。こういったベアフライスはやはりピタッとしたものが多く、このようにゆったりとしてインナーにも使えるような感覚のサイズの商品がなかなかありません。そして何より、薄手の柔らかい素材にもかかわらず、体にひっついて線を拾うことがないというのが一番のお気に入りのポイントでした。

妻はバストのボリュームがスタイリングに影響することをコンプレックスに感じています。ゴーシュのタートルは本当によく愛用していますが、こういったサロペットやジャンパースカートのように見える部分が大きくなった時、そしてその色が明るい白やライトグレーである場合、何かもう少しゆとりのあるものでいいものはないかと探していたようです。

こんなふうに重ねるともはやわからないわけですが、、

こんなワンピースに合わせる時も、どうやら断然こちらの方が好みのようです。身頃には程よくゆとりがあり、袖周りはピシッとしているのも好きなポイントだとのこと。それにピタッと体につく伸縮性が緩からずきつからずで心地いいとのこと。

こちらは同じスタイリングでチャコールです。

そしてブラック。この写真で、バスト下あたりをよく見ると、ゴーシュとは異なりピタッとしていないことがわかります。ここのピタッとした感じを解消したい人にとっては確かに願ったり叶ったり。

カラーは、ホワイト、ライトグレー、チャコール、ブラックの4色展開です。このNO CONTROL AIRは、タートルだけでサイズ感がわかるような撮影をしていませんので、通信販売のご紹介は申し訳ありませんが木曜日とさせていただきます。ゴーシュに関しましては、本日通販ページにでの販売も開始いたしますのでぜひご覧ください。

 

今回のNO CONTROL AIRのセレクトは、お店にとってとてもよかったと思います。実はゴーシュのタートルはすでに複数枚お持ちだというお客様が気に入って購入していただいているケースも多く見かけます。そして追加もすでにするほどの人気です。「ゴーシュとどっちにしよう?」というよりは、ここまで違ってお互いに良いところがあるので、そういうことになるのだと思います。スタイリングでの取り入れ方も少し違いますし、妻と同じような悩みのあった方はそれなりに多くいらっしゃるのだと思います。似ているようで実は全く異なるインナーのカットソー。たかがインナー、されどインナーです。「縁の下の力持ちは」多いに越したことはないのかもしれません。

 

 

 

 

 

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