気取らない、気負わない。
この前、大江戸線に揺られていると、
釘付けになるほど、おしゃれな初老のご夫婦が
電車に乗ってきた。
女性は白髪のショートカットで、裾にゴムの入った
スウェットパンツを履いて、トップスにはベージュ系の
カシミアらしき、薄手の丸首セーターを着て、
上からざっくりとしたウールの大判ショールを
肩にかけている。靴はdansko のプロフェッショナル。
そして、肘から何気なくぶら下げたバッグは、
エルメスのバーキン。
男性は、古着のように着倒した、チェックのネルシャツに、
履き古した色落ちしたネイビーのチノに、
おそらく、WESTON のローファーを履いていた。
帽子はベージュのラルフローレンをかぶっている。
お二人とも自分をよく知り、お洋服を着ている感じ。
若いころは、きっといろいろな洋服を着てきたのでしょう。
今日は、洗いざらしのWOOL のキュロットのご紹介。
maison de soil
ウールキュロット ¥25,000(税抜)
オフホワイト
ふわっとしながらも、糸分量が多い、目付のいいウールを
洗ってあるので、なんだかヴィンテージの
ミリタリーブランケットを優しくしたような雰囲気。
ブラック
ウェスト位置から細やかにギャザーが入る。
ボルドー
履いたらスカートに見えるのだが、
しっかりキュロット。
裏地も付いて、温かい。
先日、ご紹介したFACTORY のヤク。
その下に履いていたキュロットがこちらです。
とてもちょうどいいボリューム感。
ブラックは、ごめんなさい。
こんな写真しかありません。
同じく、maison de soil のコットンシルクの
ブラウスをタックインしています。
上から着るコートは、短い丈か、ひざ丈があれば、
とても合わせやすい。
ボルドー×ベージュはとても女性らしい。
Glengordon のスヌードは、FACTORY より、
ややボリュームがあって、横に広げてニュアンスが
作れるのが特徴です。
いろいろなお洋服に挑戦して、高価なものも、
気取らず、気負わず、丁寧に着られるようになりたい。
あの初老のご夫婦のようにおしゃれになれたなら、
その時は、初めて断捨離でもしてみようかな。。
無理かな。。