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ITOI 復活

3年前、お付き合いのある会社から

見慣れない案内状が届いた。

「糸衣(いとい)」というブランドで、中身を見ると

なにやらすごいことになっている。

日本で初めてカシミアの紡績に成功した、「東洋紡糸」。

ミラノを拠点に世界中でその名をとどろかせ、

たくさんのファンを持つブランド、「YURI PARK(ユリ・パーク)」。

その2者が手を組んで、日本初のカシミアブランドを立ち上げるという。

それが、3年前の「糸衣(いとい)」の始まりだ。

2013年当時、アナベルでもかなり力を入れて取り扱い、

その時、連載を担当していた、季刊誌「nid(ニド)」誌面でも

ご紹介したのを鮮明に覚えている。

それが、残念なことに昨年、無期限での活動休止のお知らせがきた。

それが、今年復活したのだ!

名前は、微妙な変化を遂げ、「Itoi collection by Yuri Park」となっている。

世界を意識したのか、他のどの部分にも日本語が見当たらない。

「世界のどこへ出しても、自信を持って世界で一番いいと言える素材しか使ってません。」

そう謳う今回のコレクションは、カシミアでは10万円前後のものがづらり。。

中には、20万円を超えるものもある。

展示会場も緊張感のある空間で、YURI PARK さんと東洋紡糸の社長が並んで

接客に当たっている。復活にかける思いは十分に伝わってくる。

そんな中から、今シーズンは少しですが、アナベルらしいものを選びました。

Itoi

ファーカシミアセーター

キャメル ¥38,000(税抜)

少し写真の色は、実際より薄く出ています。

お色目は、webshop の写真を参考にしてください。

こちらは、カシミアでは世界で初めて成功した

ファー加工だそうです。

原毛の細いカシミアは、元来の方法だと、

撚糸の段階で糸切れを起こし、難しかった技術。

それを今回の復活に向けて、実現した。

ブラック

なんだか、昨日からファーファー言っていますが。。

とっても薄くて軽くて温かい。

軽く透け感があるほどなのに、とっても温かい。

それは、まるでカシミアに包まれているかのよう。

ブラックのほうが濃色ということもあり、

デザインであるリブ部分は見えづらい。

気品ある雰囲気。

ワイドパンツにヒールで大人っぽく。

でもかしこまらない。

ボトムスはFIRMUM ですが、完売しています。

アナベルで提案する、大人のカジュアルスタイルに

ちょうどいい。

デニムにも似合う、品の良さです。

光沢感あるカシミアに、光沢感あるベルベットをかぶせます。

コットンパンツなのに、カジュアルから一歩抜け出した感じ。

ブラックのスカートに、ブラック。

同色で統一したけれど、素材感の変化で楽しむスタイリング。

ヨハンナのテトラバッグが利いています。


巻物もシンプルで品のある手編みのネックウォーマーを。
温かみのあるざっくりとしたネック周りと、
ファーの陰影が美しいトップスのコンビネーション。
異素材感を楽しむスタイリングは、素材が命。
超高品質のニットブランド、「Itoi」の復活は
とても静かで、純粋なモノつくり。
YURI PARK さんそのもののようにも感じました。

同じ素材のフィンガーレス手袋も素敵です。

指アリは、ラインナップされておりませんでした。

¥10,000(税抜)

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