annabelle

見ごたえはあるか。

先日久しぶりに手の伸びたメンズファッション誌を

パラパラ立ち読みしていると、誰もが知っている

有名ブランドのデザイナーの言葉に、

「洋服に個性はいらない」

そう書いてあって、目が留まった。

僕とは全く正反対な意見だと思い、逆に興味をそそり、

中身を読みたくてその雑誌を買ってみた。

よくよく読んでみるとこういうことだ。

「いろいろ個性のある洋服もさんざん着てきた結果、

僕には個性の強い服はどうにもなじまない。」

「僕の場合はそうだったが、あなたがどうかは、

僕は知らない。」

「洋服はマインドで着るものだから、あなたはあなたが

あなたらしく振舞える装いを探せばいい。」

「僕の真似はぜひしないでほしい。」

よくよく読むと、共感できる部分が多いものでした。

その人のファッションは好きではないが。。

久しぶりの柄物です。

maison de soil

コットンプリントピンタックブラウス

white × black ¥22,000+tax

切り替えているかのようで、切り替えていない。

相変わらず気持ちのいい細くてきれいなピンタック。

釦はすべて、共布のくるみボタン。

beige × green

柄物を選ぶときは、自分でも驚くほど

慎重に選ぶ。

背面がボタンで、かぶるデザインになっている。

強風で髪を振り乱しながら、妻が着ています。

少しフェミニンな要素のあるブラウスは、

加工の施された、メンズライクなパンツで合わせてみる。

色はベージュ系で合わせてみる。

柄物は同トーンでスタイリングすると、

とても馴染みやすい。

色の残ったイージーデニムにwhite ×black。

色の濃いジーンズは、かっこいいが地味になって

しまうか、「普通」に陥る可能性も否めない。

色のきれいな柄のバッグやパテントのシューズは、

持っていると頼もしい。

こちらは、ちょっと強引かもしれないが、

ピンタックギャザーで膨らんだ裾をスカートにタックイン。

やってみたら良かったので、パシャリ。

ゴーシュのスカートも、こう見るとまた別な魅力を

感じるもの。

「annabelleさんは、柄ものが少ない。」

相変わらず皆さんにはそのように思われているようだ。

嫌いなわけではないし、むしろ好きだと思うのだが、

飽きずに付き合えるものをセレクトしようと思うと、

なかなか慎重になる。

展示会場で、時間を空けて5度くらい見ることで、

自身の中で、「見ごたえがあるかどうか」を見定める。

だから少なくなってしまうのですが、

選りすぐりだと思って見ていただけますと幸いです。

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